本学の学生たちが語る「くまモン愛」。2回目の記事は、現代文化学部4年の土肥日和さんに作成してもらいました。

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私がくまモンと出会ったのは、新幹線の開通を記念して郵便局で配布された記念シールがきっかけでした。母が別の用事で郵便局へ赴いた際、窓口に設置されたコーナーでこの記念シールを見つけ購入したのです。「くまもとサプライズ!」のロゴとともに片手を上げてこちらを驚いた表情で見つめる黒いクマ。それが私が最初にくまモンを見た記憶です。

私はその時はまだくまモンのことをよく知らなかったため、不思議なキャラクターだな、と見るばかりでした。しかし、くまモンの驚いた表情が妙に愛しくなる時もあったり、また自分が少し寂しい思いをした時にくまモンを見て元気を出すということもあったりするようになりました。

くまモンに初めて出会ったのは、同じ年に開かれた五木村でのお祭りのビンゴ大会でした。スペシャルゲストとしてくまモンが呼ばれていたのです。私はビンゴ大会にはあまり興味がなかったのですが、一緒にいた妹がまさかのビンゴを引き当てます。ビンゴの人はくまモンから直接賞品をステージに上がって受け取れる特典付きでした。

ですが、妹は目立つのがイヤだと駄々をこね、しかたなく私が受け取りに行くことになりました。賞品を受け取るとくまモンが私に手を差し出して握手をしてくれました。思っていたよりずっとふわふわで柔らかくて温かい手のひらに驚き、思わずにこにこしてしまいました。とても優しい気持ちになったのを覚えています。

結局、くまモンの魅力とはみんなを元気にしてくれる力だと思います。たしかにキュートな見た目や元気な性格もくまモンを形作るうえで大切な要素だと思います。しかしそれ以上に、くまモンが人々につねに寄り添うことで、みんなを優しい気持ちにさせてくれることが重要なのではないでしょうか。

くまモン、いつもみんなを応援してくれてありがとう!

尚絅大学現代文化学部4年 土肥日和