くまモン学の授業(地域マネジメント演習・研修1)に参加した学生からの感想を3回シリーズでご紹介します。

本授業では、OMO 5熊本 by 星野リゾートと連携した授業を行い、学生達は大いに刺激を受けたようです。

◎熊本の魅力について再確認し、地域活性化について学ぶ良い機会になりました。私は熊本生まれ熊本育ちなのですが、グループ学習を通し皆で意見を出し合う中で、知らない魅力がたくさんあるんだなと驚くことばかりでした。また、デザインやマーケティングの観点からくまモンについて学ぶことでくまモンの魅力についてより深く知ることができ、さらにくまモンが大好きになりました!

何よりも熊本の観光業界を率いるOMO5熊本の方々にプレゼンを聞いていただき、直接アドバイスと、評価をしていただけたことは忘れられない貴重な経験です。プレゼンテーションには苦手意識があったのですが、先生やOMO5熊本の方々が都度的確にアドバイスをして下さったお陰でどこを改善すべきかが分かりやすかったですし、モチベーションを保ちながら取り組むことが出来ました。一般参加の方達もいるオープンキャンパスで発表するのは緊張しましたが、最後までやり遂げたことで自信が着きました。

今回観光客向けの熊本観光コースを練ってみて、熊本に住んでいる自分でさえも知らない熊本のいいところをたくさん発見することができました。自分たちがターゲット層に設定した方に目いっぱい楽しんでもらうにはどのようにすればいいのか、どうすれば興味を持ってもらえるかをチームメイトと案を練った結果、今までより熊本のことに詳しくなれたし、好きになることができました。

◎全員で集まって作業する時間があまりなくて、それぞれの空き時間などに資料作成やLINEのグループで話すことを決めたりしました。発表した当日はひとりが来れない中発表し意外と高い評価を頂けて嬉しかったです。みんなの前で発表するのはとても緊張したけどいい経験になりました。

◎くまモンの人気の理由について今まで考える機会が少なかったけど、今回授業を受けて、くまモンのほっぺ紛失事件や天皇皇后両陛下の前でラジオ体操を踊るくまモンなど、動画制作や新たな挑戦でマネジメントを行ってきて、人気を博してきたと学ぶことが出来た。

また、実際にくまモンスクエアに訪れてみて、以前訪れた時よりリニューアルされていて、分野ごとに設置されていて見やすくなっていることを知ることが出来た。中でも印象に残っているのは「くまモンFOOTMAP」で、日本全国だけでなく、シンガポールやオーストラリアなど海外にまでも進出している事に驚いた。

最後に、OMO5熊本についても深く知ることが出来た。初めは熊本市街にホテルが新しく出来ていることは知っていたが、詳しいことは知らなかった。しかし実際に訪れたり講話を聞くことで、星野リゾートを知り、OMO5熊本を知り、OMO5熊本が取り組んできたことを知ることが出来た。「くまモンって、なにモン?!」では、実際にくまモンに会えるという理由から来られるくまモンファンのお客様をも獲得できるという戦略もお客様の層を広めるためにはいい戦略だと考えた。

また、提案として、熊本の活性化を行うためには子供の人気をもって博す必要があるため、くまモンをアニメに登場させる機会を増やしたり、せっかく四コマ漫画があるためアニメ化してみたりと、アニメーションに繋げるのも手なのかなと感じた。

◎今回ツアーの内容を決めるにあたって、熊本の飲食店や観光地について調べました。そこで特に感じた課題は、最も人が集まる熊本市中央区に、身体を動かして遊んだり、何かを体験したりする場所が少ないということです。熊本ならではのグルメが楽しめる飲食店や、ショッピングを楽しめる店は多くあります。しかし、アクティビティを楽しめる場所が少なく、思い出に残りづらいのでは無いかと思いました。熊本を今よりも活性化させるためには、楽しい活動ができる施設を増やすべきだと考えました。

この授業で学んだことは、活性化のためにイベントや新商品を企画する際は、ターゲットを明確にすべきだということです。万人にウケるように作ったプランでは、あまり印象を残すことができず、選ばれにくいということが分かりました。よくマーケティングを行い、具体的にしていくことで、実現可能性が高い良いプランにすることが出来るということを学びました。今回学んだことを、今後の学校生活などで活かして行きたいです。

◎私はこの授業を通して、熊本の魅力的な場所を再発見することが出来ました。

実際にプランとして紹介した店舗に足を運んでみたり、今回カフェメニューを考えたOMO5熊本さんのまぜまジェラートを食べてみたりなど、実地調査も含めまとめあげたプレゼンとなりました。調査中には、前から気になっていたけれど、行ったことがないお店に行ってみたり、良さそうなお店を探して全然知らなかった場所などを散策することもありました。

普段の生活圏から離れた場所にどんな良い店があっても、気づくことは難しいものです。私たちは実際に上通り・下通りの散策したあとOMO5に足を運んだ際に、たまたま先程通ったお店をおすすめされました。素通りしているお店が、誰かが絶賛しているお店かもしれないのです。だからこそ、私たちが良い場所を紹介することで、他の方にも熊本の良さや熊本の美味しいお店、場所について知ってもらえる経験の一助となれるプランを用意できると嬉しいなと思いました。

◎地域マネジメント演習Ⅰの授業を通して、地域活性化のための取り組みや熊本での取り組みなどを知ることができました。特にOMO5熊本と連携した授業では、OMO5熊本のことを知るだけでなく、熊本の良さや上通•下通周辺のお店についても知ることができました。地域を活性化させるためにどのようなことができるかを考えるだけではなく、地元熊本のことを知り、どのような観点で、どのような方法でアピールしていきたいかを考える必要があることを学びました。ただマネジメントの手段だけを学んでいるだけでは上手く地域活性化に繋げることは出来ないことを知り、熊本についてもっと詳しく知る必要があると感じました。今回のツアー計画を考えている中でも、熊本のことや熊本のお店について知っていないと計画できないようなことも多くあり、調査の大切さを感じることができました。残りの大学2年間で熊本の様々な場所に訪れて、地域活性化のために役立てる知識を得ていきたいと思います。

◎熊本は、県の土地の広さだけで見るとそこそこの広さがあります。これだけの土地があれば、様々な建物や敷地のある町が作れそうなものです。しかし実際は、都市部から離れれば離れるほど、拓けている土地の広さに対して人の数が劇的に減っています。人がいないので、ちょっと車動かしたくらいじゃ店も何もありません。何もないので人は働いたり遊んだりする場所がなく、人は皆、都市部に流れていきました。逆に熊本市や、他県の都市部に繋がる主な道路などは、道の混雑によるストレスや事故でかなり交通の便が悪いのですが、人は皆、店も大学も遊ぶところもある都市部に、大抵自家用車できます。本州の人間は最近、自家用車の撤廃に努めているそうです。バス停もなく、タクシーを使うとお金がかかる、山の中くらいに住んでいる数少ない人たちのことも考えてほしい。バスを追い越したり、信号のない横断歩道で全く減速すらしない不届ものが大多数の県民性の熊本からそんな言葉を発したところで何も変わらないと思います。つまり何が言いたいかというと、車賃上げてでも公共交通機関増やして欲しいということです。