くまモンは今年、誕生して13年目を迎えます。県内外のファンの皆様による支えあってこそ、くまモンはこの12年間愛されてきましたし、またこれからも長く愛されていくことでしょう。株主ならぬ「くま主」が、くまモンにとっては必要です。
現在、サクラマチクマモト2階・くまモンヴィレッジ前特設会場にて、「くま主総会」という企画展が行われています(3月19日(日)まで)。くまモン誕生から今までのさまざまなエピソード、くまモンを分析した論考、くまモングッズの数々などが展示され、くまモンをより深く理解する絶好の機会です。
くまモン生みの親の一人・水野学氏は、くまモンについて次のように述べています。
「水のようにどこにでもあって、誰からもあまり嫌われなくて、でも必要とされて。熊本の豊かさの象徴である水のような存在だと思いました」
「くまモン学の始まりに寄せて」、尚絅大学・尚絅大学短期大学部『くまモン学はじめます』9頁より
水はもちろん状況によってかたちを変えますが、その一方で、自然が長い時間をかけて育んだ、その土地ならではの水質も持っています。これはまさしく、一人ひとりに寄り添いその都度ちがった姿を見せながらも、けっして替えが利かない存在としてのくまモンを言い表すのにふさわしい比喩です。
多くの方々にお立ち寄りいただき、「自分にとってのくまモン」を考えるきっかけとなれば幸いです。